逃げたくても逃げられない理由
Amazon久しぶりに重厚感のある話だった。
先日たまに行く飲食店で、とても腹の立つことがあった。
相手もその飲食店にたまに現れる客(50代男性)で、私が仲の良い店員さんと仲良く話していたので警戒するのも悪いかなと思ってしまった。
その油断が悪かったのか、最初は距離があったのに横に座られ時々肩とか頭とか触られるようになった。
避けつつお酒を飲んでいたら
「俺が話してるんだから飲むな」
と言ってきたので頭が冴えた。
私はお前の話を聞くためにここにいるのではない。
お前を気持ちよくさせるためにここにいるのではない。
美味しいお酒を飲みたいからここにいるのだ。
なんでこんなやつの横にいて我慢してるんだろうと我に返ったので、残っているお酒を飲んで去ろうとした。
引き止めてきたが無視して帰った。
これだけでも相当不愉快だと思ったし
怒りがおさまらなかった。
まず、横に座ってきた時点で(しかも密着するように言ってきた。無視したけど)帰るべきだったと思った。
でも、どこか頭の中では
隣に座っただけだし
と、これは大したことではない。
大袈裟に考えることではない。
気持ち悪いなと思う自分は考えすぎなのかも。
と思ったのが違和感を感じたのに横に座られた時点で帰らなかった理由だ。
人は違和感を感じても
気のせいかも?と思ってしまう。
そして気のせいじゃなかったことに気づくと、気のせいかも?と思ったのに動けなかった自分を後から責めてしまう。
今後、少しでも違和感を感じたら迷わずその場を去ろうと誓う。
「生皮」は、女性の共感をたくさん得そうな話だけど、男性に手に取ってほしい。
抵抗しなくても
笑っているようにみえても
それは本心ではない。
逃げたいのに逃げられない心理はこの本に書いてあります。